本展では“水景クリエイター世界のアマノ”こと天野尚(あまのたかし)氏が生み出した自然の生態系を再現する水草水槽「ネイチャーアクアリウム」と、著名な写真家でもある同氏の大判写真作品を紹介。独自の自然観と水槽を融合した「生きたアート展」となっている。
本展のために製作された特別水槽「巨大ネイチャー水草ウォール」を含む、ネイチャーアクアリウム作品(11点)や、天野氏による超大判フィルムに撮影された最大8メートルの生態風景写真や水景写真は、見る人を圧倒する。
また、2008年7月に開催された「G8北海道洞爺湖サミット」の会場に飾られた佐渡原始杉の超特大写真パネルや、天野氏の遺作であるリスボン海洋水族館の全長40メートルの巨大ネイチャーアクアリウム「水中の森」を再現した高精細映像なども見どころのひとつ。
天野尚ファンだけでなく、「美と驚き」を求めるすべての人におすすめしたい。
なお、同展のトークショーに出演した、マンガ家であり水草レイアウトの世界ランカーでもあるタナカカツキ氏が天野氏について語るインタビュー記事も必読。