8月24日に発売になるジョーイ・ドシクの新アルバム「Inside Voice」に収録されている「Don’t Want It to Be Over(feat. Coco o.)」の MV。歌もかわいいし、映像もダンスもかわいい。
ジョーイ・ドシクとココ・Oが、いろんなことがあったけど「終わらせたくない」でも「あなたを忘れるためには終わらせないと」でも……と繰り返す。なんとも微笑ましいデュエットだ。
監督のティム・ヘンドリックスは、2015年の SXSW のミュージック・ビデオ部門で、ヴァレンティノ・カーンの「Make Some Noise」のMV が、最年少監督として上映された経歴を持つ。
ヘンドリックス監督のサイトの自己紹介欄には、目指すものとして「存在し得ないものをとにかく存在するように見せること、ワイルドでお馬鹿な光景にそっとハートを込めて作ること、人を不快にすること、この仕事で喰っていくこと、エドガー・ライトになること」とある。
VFX スーパーバイザーという肩書きも持ち、特殊効果をふんだんに採り入れた作品が多いが、近年のものは、もちろん VFX をうまく使いながら、フィルム的な柔らかい質感の作品が多いようだ。
この4分間、目を釘付けにするダンスは、映画監督、ダンサーにしてコレオグラファーのジョー・ロイ氏の振り付けによるもの。ヘンドリックス監督とロイ氏は、2016年にヴルフペック(Vulfpeck)「Back Pocket」の MV でも共作している。これもまた、男女の(子どもだけど)素晴らしくかわいらしいダンスを存分に見せてくれる。
ちなみに、女性ダンサーはベッキーの妹のJJレイボーン・ジェシカ。このMVに関連して、男の子には腹が立つ。チョコレートやお花や餃子を持ってきてくれたら、早くご機嫌が直るわよ。とFacebookに書いている。
こちらはヘンドリックス監督のInstagramより。
メイキングがいろいろ見られる。「山ほどクソな絵コンテをジョー・ロイに送り、マシなクソにしてもらって撮影した」とか、「アート・アシスタントのキャロルが現場に訪れたとき、すべての持ち物にデンタルフロスを結んでぶら下げて歩くのがロサンゼルス人の伝統で、ここに馴染むには必要なことだ」と話したり、JJレイボーン・ジェシカがバナナの皮に変身するシーンの作り方を「いちばん簡単なエフェクト」だと説明している。ジョーイ・ドシクのお父さんは、このバナナのシーンがいちばん好きだと言っているそうだ。
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