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フアネスの「Pa Dentro」の MV は、美しい実写ベースの不思議映像

金井哲夫 Jun 14 2018

頭髪が煙の女性や上半身のないダンサーたちなど、ちょっと普通じゃないトリッキーな場面が次々と目に入るが、それ以上に画面上の美しさが観る人の心を魅了する不思議な MV 作品だ。

dir
Greg&Lio
prod co
Doomsday Entertainment
m
Juanes
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コロンビアのロック歌手フアネスの「Pa Dentro」の MV が不思議で美しくて面白い。Pa Dentro とは、直訳すると「中に」という意味。歌詞の内容は「暑くなってきた。キミとボクの体がそれを知っている。ボクの胸がキミの呼吸を感じる。2人の脈拍は同じ……。少しずつ、ボクは赤道を越える。キミにキスした……」てな調子で、まあ、お熱い感じ。

監督はフランス人の2人組グレッグ・アンド・リオ。公式ウェブページでは、プロフィールに「ナメック星出身」なんてふざけて書かれているが、パリの映像学校で知り合い、一緒に MV を撮影するようになったというコンビだ。そのうち、実写映像をベースにした実験的な作品を作りたいという共通の目標に気づき、「カメラの斬新でイノベーティブな使い方」を開発する力をつけてきた。

たしかに、この MV は不思議な映像で構成されている。だけど、単に人をビックリさせるトリッキーな映像というよりは、美しさを表現するために技を駆使しているといった感じだ。

2017年には、フランス人歌手ジェインの「MAKEBA」の MV で、歴史あるアート・ディレクターズ・クラブ(ADC)のシルバー賞を受賞している。このMVもまた不思議で美しい。

ジェインの「Makeba」MV

彼らのその他の作品は、ここのリンクからたくさん見られる。


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雑誌編集者を経て、フリーランスで翻訳、執筆を行う。

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