イスラエルのミュージシャンで映像作家のオーレン・ラヴィーが2017年に発表した「Bed Room Crime」の中のシングルカット「Second hand Lovers」の MV だ。
今、テキサス州オースティンで開かれている世界最大のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバルSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)のミュージックビデオ部門審査員賞を受賞した。
「Bed Room Crime」は三部作になっていて、これはその2つめ。ひとつめは「Did You Really Say No」で、去年の3月に公開されている。
ラヴィーは、2009年のミュージシャンとしてのデビュー曲「Her Morning Elegance」の MV がグラミー賞にノミネートされ、今日までに YouTube で300万回以上再生されるなど、かなり話題になった。
今シリーズは、ラヴィーの初の監督作品となる。これまでに付き合ってきた女性の面影と一緒に暮らす独身男性 (ラヴィー本人が主演している) 。女性たちは、彼の望みどおりに、みな同じ動作をする。しかしそこへ現実の新しい彼女が登場し、面影たちと現実の女性との間で、彼はどちらを取るか葛藤する。
やがて現実の彼女も去っていき、その直後に彼女も面影の集団に加わって微笑む。
歌詞の内容は、なんだか冷めて来ちゃった恋人同士が、なんとなくベッドを共にするといった感じ。まるで「間接的な恋人同士」のようだと歌っている。
幻想の彼女たちの独特な動きは、イスラエルの舞踏家で振り付け師のマヤ・ブリンナーによるもの。
まあ、過去の女をいつまでも引きずるダメさ加減満点な男に見えるけど、このメローな歌と映像に、「男って、そんなところがあるかもねー」なんて同情してしまう。
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