4月6日、109シネマズ二子玉川にて、映画「クソ野郎と美しき世界」の完成披露と舞台挨拶が行われた。このときの様子は全国83箇所で生中継されたほか、「舞台挨拶は写真撮影可能です」と MC がサプライズを告げると、観客からは歓声があがり、会場内は大いに盛り上がった。
本作は4つの短編からなるオムニバス映画作品だ。
恋に落ちたピアニスト、歌を喰われたアーティスト、息子を亡くした父親、夜な夜なクラブクソユニバースで繰り広げられるショー……。稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛が迷い込んだのは、4つのストーリーの美しき世界。
さらに、浅野忠信、満島真之介、馬場ふみか、中島セナ、尾野真千子、池田成志、でんでん、スプツニ子!と豪華で個性的な俳優陣が物語を盛り上げる。
4話それぞれの脚本を執筆し、メガフォンを取るのは、「愛のむきだし」でベルリン国際映画祭にて国際批評家連盟賞を受賞した映画界の寵児園子温、舞台「トロワグロ」で岸田國士戯曲賞を受賞した山内ケンジ、お笑いタレントや文筆家としてマルチな才能を発揮する爆笑問題の太田光、「uniclock」で世界三大広告賞受賞する映像ディレクターの児玉裕一の4人。
アクションあり、ファンタジーあり、愛にミュージカルのオールジャンルムービーへと仕上がった。各エピソードはゆるく繋がりつつ、本サイトの PLAYLIST に寄稿中の児玉裕一監督のエピソード4にて大団円を迎える。
Episode.1 「ピアニストを撃つな!」園子温監督
全力で走る女、フジコ。フジコを追う不気味なマスクをした極悪人「マッドドッグ」。マッドドッグの手下で元ボクサーのジョー。彼らが向かう先には美しい指を持つ天才ピアニスト、ゴロー。
Episode.2 「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」山内ケンジ監督
歌を食べて生きる少女「歌喰い」と歌えなくなったアーティスト香取慎吾の不思議な関係。食べられた歌の行方は──
Episode.3 「光へ、航る」太田光監督
失った息子の右腕を探す旅に出た夫婦。妻裕子に美人局をさせては罠にかかった男たちを脅し日銭を稼ぐクズな夫オサム。2人が沖縄の海で出会ったのは・・・?
Episode.4 「新しい詩(うた)」児玉裕一監督
夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロア「クラブ・クソユニバース」で繰り広げられるショー。
企画・プロデュースには、多田琢(TUGBOAT)、山崎隆明(ワトソン・クリック)、権八成裕(シンガタ)が、原案は多田琢と CM 界のトップランナーたちが脇を固める。
舞台挨拶では、「3人が伸び伸びと演技をしているのに感動した」(太田光)、「各監督が自由気ままに弾けていらっしゃったのでまとめるので精一杯でした(笑)」(児玉裕一) と、それぞれの感想を語った。
クソ野郎だらけ、愛だらけの4つのストーリー「クソ野郎と美しき世界」は、2週間の上映で15万人動員を目指して、4月6日(金)より全国86(野郎)館にて絶賛上映中だ。
本作のサイトでは日々全館の動員数を更新しており、現在(4月8日まで)の時点で目標の約半数以上である87,000人に達している。