本展では、ANIMALSは生々しい生命感を漂わせながら、また周囲の空気を振動させるような強い存在感を放ちながら、館内に居場所を見つけて佇んでいる。一方、彼らの創造主である三沢は、美術館を「アニマルハウス 謎の館」と名づけ、館の主人として館内に居場所を構えながら、制作したり展示を行ったりしているほか、親交の深い彫刻家・舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋、写真家・浅田政志を館へと招き入れ、彼らとその作品たちとの交歓と共鳴によって様々なイベントを開催。
会期は後半を迎えているが、11月18日(土)の「三沢厚彦×舟越桂 公開制作 粘土で首像をつくる」(15:00〜16:00、事前予約不要、定員80名)、11月25日(土)の「作家集合トーク」(14:00〜15:00、事前予約不要)のほか、土・日曜日(15:00〜16:00)には、4人の作家のいずれかが展示室で公開制作を行い、即興で音楽を流したりトークが行われたりと、まだまだイベントが盛りだくさん(最新情報はWebサイトにて)。
松濤美術館のWebサイトでは変化しつづける「謎の館」の様子も紹介。館の主人(三沢)とその客人方の制作によって“日々成長しつづける展覧会”は必見。