NUFONIA MUST FALL
カナダのターンテーブルDJ、KID KOALAによる、人形劇をリアルタイムでやり、それをリアルタイムで撮影し、プロジェクションされたものを見る、という狂った作品です。
人形自体は真っ白なものが使われているのですが、それによって能面のように光で変化する表情が際立って美しかったです。
照明効果も1/1スケールでは不可能な自由度の演出(例えば舞台では不可能な、飛行場の光を俯瞰でみせる、等)が行われており、映像のフレーミングによる効果も強力で、本当にいろんなところの良いところを高いレベルで融合させていました。
ここ数年、映像より映像以外のほうが面白いよなぁと思うのは、映像において使われている技法などが、他の領域でもあたり前になりつつあるから、かもしれません。